ランドセル選びは、今や「ラン活」と称され、子育て世帯にとっての1つの大きなイベントとなっています。その中で、性別による色の固定観念は薄れ、個性を重視した選び方が主流になってきました。

くすみカラーやスポーツブランドやアニメキャラとのコラボランドセル、さらにはリュック型など、“昔ながら”のイメージからランドセル業界は大きく進化しています。

この記事では、2026年度入学を見据えた最新ランドセルのトレンドを総まとめ。色・デザイン・素材・価格帯など、多様化するランドセル市場の“今”を分かりやすく解説します。

親も子も後悔しないための選び方も網羅しているので、ラン活中のご家庭は必見です。

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いま注目されている色とデザインのトレンドとは?

ランドセル選びでまず注目されるのが「色」と「デザイン」。最近では、性別にとらわれないカラーのバリエーションが広がり、見た目のトレンドも大きく変化しています。

2026年度入学向けの最新トレンドカラーや人気のデザイン傾向を、男女別・共通の視点からご紹介。おしゃれさはもちろん、6年間飽きずに使える“ちょうどいい個性”の見つけ方のヒントをお伝えします。

女の子のトレンド

引用:ランドセル工業会「ランドセル購入に関する調査 2025年」

ここ数年、女の子のランドセル選びで特に人気なのが「やさしい色味」のカラーバリエーション

定番の赤は年々減少傾向にあり、代わって台頭しているのが、「くすみピンク」「パステル水色」「ラベンダー」など、ふんわりとした印象のカラーです。

これらの色は「6年間持ち続けられる落ち着き」と「自分らしい可愛さ」を兼ね備えているため、親世代にも支持されやすいのが特徴。特に「ラベンダー」などのパープル系は、少し大人っぽさもあり、小学校高学年になっても違和感が出にくいとして人気です。

また、前ポケットの装飾や内装デザインに個性を感じる子どもも多く、“少し背伸びしたデザイン”を好む傾向も見られます。

ごとうじゅうランドセル 女の子に人気のランドセル一覧>>

男の子トレンド

引用:ランドセル工業会「ランドセル購入に関する調査 2025年」

男の子に関しては、「黒」「青」に加え、「グレー」「シルバー」「ネイビー」など落ち着いた色味が選ばれる傾向にあります。

スポーツブランド系のブランドロゴが入ったモデルも人気で、「かっこよさ」に敏感な男の子たちに刺さりやすいようです。

また、サイドに刺繍が入っていたり、鋲やステッチでワンポイントの個性が加えられたモデルに惹かれる子も多く、“ちょっとした違い”が大きな決め手になることもあるようです。

ごとうじゅうランドセル 男の子に人気のランドセル一覧>>

男女共通のトレンド

性別にかかわらず人気が高まっているのが「ニュートラルカラー」と呼ばれる落ち着いた色味のランドセルです。

たとえば、「ベージュ」「チャコールグレー」「オリーブ」などは、派手すぎず、けれどおしゃれで、“長く使える感”が強いのが魅力。

このようなくすみ系・中間色は、「ジェンダーフリー」の観点からも注目されており、男の子・女の子問わず自由な色選びができる時代になってきています。

外からは見えない内装デザインやステッチのカラーにも注目が集まり、個性をさりげなく表現したい家庭からの支持も高めです。6年間飽きずに使える“自分らしさ”を表現できるランドセル選びが、これからますます主流になっていきそうです。

ブランド・機能・素材も進化中

ランドセルは“見た目”だけでなく、“機能性”や“素材の選択肢”にも大きな進化が見られます。背負いやすさや耐久性はもちろん、地球環境に配慮したエコ素材や、これまでのランドセルのイメージを覆すようなアイテムまで登場し、選び方の幅がますます広がっています。

機能重視派に人気のランドセル

子どもが毎日背負うものだからこそ、軽さ・収納力・背負いやすさは大事なポイント。最近では、体への負担を減らす構造や、荷物の量に応じて形が変わる仕様など、子どもにやさしい工夫が随所に取り入れられています。

通気性・清潔さ・安定感を高める素材や補助ベルトが付いたモデルも登場。子どもたちが“快適に、安全に使える”ように進化し続けています。

サステナブル素材にも注目

地球環境への関心が高まる中、ランドセルにもサステナブル素材を取り入れる動きが広がっています。

たとえば、廃材を再利用した合成素材や植物由来の新しい人工皮革など、環境への負荷を抑えながらも耐久性に優れた素材が開発・採用されています。

見た目や手触りもナチュラルで、やさしい印象を与えることから、デザイン面でも魅力的。機能性と環境配慮を両立させたモデルは、今後ますます注目を集めそうです。

ランドセルらしくないランドセルも人気

“昔ながらのランドセル”から一歩進んだ、より自由なスタイルの通学かばんも人気です。

より軽くて柔軟な素材やリュック型モデルも登場しており、「6年間ずっと同じランドセルを使う」という固定観念を見直す家庭も増えています。

子どもが背負いやすく動きやすいのが特長で、日々の通学をストレスなくサポートしてくれます。

価格帯と購入タイミングのリアル

引用:ランセル工業会「ランドセル購入に関する調査 2025年」

ランドセルの価格帯は、デザインや素材、機能性によって大きく幅があります。一般的には5万円〜8万円台が中心ですが、工房系ブランドや高機能モデルなどは10万円を超えるケースも珍しくありません。

ここ数年は物価の上昇にともない、ランドセルの価格も少しずつ高騰しています。製造コストや素材価格の影響により、前年から数千円〜1万円ほど値上げされたモデルも見られます。

早期割引や展示会での特典を活用するご家庭も増えており、価格を抑えつつ希望のモデルを手に入れる工夫が広がっています。

また、近年は3月頃から「ラン活」が本格化する傾向です。人気モデルやカラーは春〜初夏には予約が埋まることもあるため、スケジュール管理がカギになります。

ランドセルの経済的負担を減らすための無償配布制度を導入する自治体も増えています。対象地域の保護者にとっては、大きな支援となっています。

このように、予算・希望・地域性を踏まえた早めの準備が安心です。

後悔しないランドセル選びのコツ

ランドセル選びは、子どもにとっては初めての「自分で選ぶ」大きな買い物。最近では、子どもの好みや意見を尊重し、親はサポート役に徹するスタイルが主流です。

とはいえ、カタログや展示会には非常に多くの選択肢があり、すべてを見せると逆に迷ってしまうことも。

まずは親が候補を3〜5点に絞っておくのがおすすめ。機能性・デザイン・価格のバランスを考慮しつつ、子どもが「自分で選んだ」と実感できるプロセスが大切です。

展示会や店舗では試着と写真撮影を通して比較しやすくなります。一度持ち帰って、家族で冷静に相談する時間を持つことも有効です。

ランドセルの選び方完全ガイド!重視すべきポイントと選ぶ際の注意点

小学校の6年間を共にし、お子さまにとって大切な相棒となるランドセル。お子さまが心から納得して楽しく使い続けられるよう、デザインや色、機能性といった様々なポイントについて慎重に検討して選びたいものです。 最近では以前よりもずっと多種多様なランドセルが販売されており、どうやって選べば良いのか迷ってしまう…

トレンドを押さえて後悔の無いランドセル選びを

ランドセル選びで意識したいのは、「6年間使えるかどうか」よりも、「6年間ずっと好きでいられるかどうか」という視点。毎日使うものだからこそ、“その子らしさ”や“ときめき”が満足度に直結します。

お子さまが本当に気に入ったものを選べた時、ランドセルは単なる道具ではなく、「学校生活を前向きにスタートさせる相棒」になります。

後悔のない選択のために、トレンドと子どもの気持ちの両方を大切にしてください。

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