
ランドセルは明治時代に誕生し、時代を超えて現代でも小学校6年間をともにする重要なアイテムとして愛用されています。日本の小学生のシンボルともいえるランドセルですが、「ランドセルは本当に必要なのか」「ランドセルよりもリュックの方が良いのでは」など、ランドセルを使うことに疑問を抱いている方も少なくありません。
そこで今回は、ランドセルの必要性や選ばれる理由、購入時の懸念事項と対策などについて詳しく解説します。ランドセルを購入すべきか迷っているという方がいましたら、この記事を参考に検討していただければと思います。
ランドセルを使用することは義務ではない

結論から言うと、見出しの通り学校教育においてランドセルを使用することは義務ではありません。日本の多くの小学生は、小学校入学から卒業までの6年間、ランドセルを使用して通学しますが、法律や学校規則で定められているわけではありません。
実際、地域や通学する学校によっては、ランドセルを使用せずリュックでの通学を呼びかける取り組みを実施しているケースもあります。これはランドセルよりも軽くて気軽に使えるカバンに切り替えることで、子どもの負担を減らすことを目的としています。
しかし、このような取り組みは全国的にはあまり普及せず、未だに多くの小学生はランドセルを使用しています。それは、他のカバンにはないランドセルならではのメリットがあるからです。
ランドセルの必要性・メリット

ランドセルには、主に以下のようなメリットがあるため、必要だとされています。
- 子どもの安全を守ってくれる
- カバンの中身を守ってくれる
- 身体に負担がかかりにくい
- 丈夫で壊れにくい
子どもの安全を守ってくれる

ランドセルは厚みがあり丈夫なので、万が一子どもが転倒した際に衝撃を吸収するクッションの役割を果たします。事故やアクシデントの際、背中や後頭部を強く打つと命の危険がありますが、ランドセルがクッションとなれば、ケガの程度を軽減できるでしょう。
また、ランドセルには反射材が取り付けられているため、薄暗い時間帯や視界が悪い日でも車のドライバーから視認されやすく、交通事故のリスクを低減することが可能です。
このように、ランドセルは子どもの日常生活の中で、安全をサポートする重要な役割を持っているのです。
カバンの中身を守ってくれる
ランドセルは、丈夫な構造によってカバンの中身をしっかり保護できるという点も大きなメリットです。 ランドセルは硬い芯材で作られており、型崩れしにくく、教科書やノートが折れたり曲がったりするのを防ぎます。
また、雨の日でも中の荷物が濡れにくいよう、撥水加工や防水性の高い素材が使用されているため、突然の雨でも安心です。タブレット端末の普及が進んでおり、壊してしまうと高額な修理費用や買い替え費用が発生するリスクがあるため、カバンの中身を保護することも非常に重要な役割だといえます。
身体に負担がかかりにくい
ランドセルは、子どもの身体に負担がかかりにくいように設計されていることも大きな特徴です。
まず、肩ベルトが幅広くクッション性があるため、重さが分散され、肩への負担を軽減しています。また、背中にフィットする立体構造になっており、荷重が均等に分散されることで、肩や腰などの一部分に負荷が集中しないような構造になっています。
さらに、ランドセル本体と肩ベルトをつなぐ「背カン」は可動式の構造になっており、肩ベルトが子どもの体型に合わせて動くためすんなりと身体にフィットするでしょう。一般的なリュックサックと比較すると、ランドセルは重心が背中に近い位置にあるため、肩や腰への負担を抑え、長時間の通学でも疲れにくいのが特徴です。
このように、ランドセルは身体に負担がかかりにくい構造になっています。
丈夫で壊れにくい
ランドセルは、6年間の使用に耐えられるように設計されており、非常に丈夫で壊れにくいのが特徴です。 素材にはクラリーノ®を代表とする人工皮革や牛革、コードバン(馬革)などの耐久性の高い素材が使われており、長期間使用しても型崩れしにくいようになっています。
また、強度を高めるために、芯材がしっかりと入っており、重い荷物を入れても型崩れや破損が起こりにくいのもポイントです。さらに、縫製や金具部分も丈夫に作られており、肩ベルトや留め具が簡単に壊れることがないよう設計されています。
さらに、多くのランドセルには防水・撥水加工が施されており、雨の日や汚れにも強いため、日常的に安心して使用できます。
これらの特徴により、ランドセルは小学校の6年間、子どもの成長とともに長く使える耐久性の高い通学カバンとして選ばれています。
ランドセルが選ばれている理由

ランドセルが選ばれる理由は、上記のメリットだけではありません。メリットの他にも、以下のような理由から時代を超えて長く愛されています。
- 収納性・機能性が高い
- 特別感がある
- モノを大切に扱う心を養ってくれる
収納性・機能性が高い
ランドセルは、小学生が使いやすいように高い収納性と機能性を備えていることも大きな魅力です。 メイン収納部分はA4サイズの教材やフラットファイルがすっきり入る大容量設計になっており、仕切りがあることでノートや筆箱を整理しやすくなっています。
また、前ポケットは、鍵やハンカチ、小物を収納できるため、必要なものをすぐに取り出せる便利な設計です。近年では、タブレット端末の収納スペースがあるモデルも増え、デジタル学習に対応した仕様になっています。
さらに、自動ロック機能や開閉しやすいファスナーなど、子どもでも簡単に扱える工夫が施されています。これらの機能性の高さが、ランドセルが長年選ばれる理由の一つです。
特別感がある
ランドセルは、小学校入学の象徴として特別な存在とされています。 購入時に子ども自身が好きなデザインやカラーを選ぶことが多く、「自分だけのランドセル」という愛着を持ちやすいのが特徴です。
また、祖父母からのプレゼントとして贈られることも多く、家族の想いが込められた特別なアイテムとなることもあります。さらに、6年間使用するとたくさんの思い出が詰まっているため、卒業後も記念として大切に保管する家庭も少なくありません。
このように、ランドセルは単なる通学カバンではなく、成長の節目を象徴する特別な存在として、多くの家庭で選ばれています。
モノを大切に扱う心を養ってくれる
ランドセルは6年間使い続けることを前提に購入されるため、子どもがモノを大切にする心を育むきっかけになります。 小学校入学時に購入し、卒業まで6年間同じランドセルを使うことで、「自分の持ち物を丁寧に扱う習慣」が自然と身につくでしょう。
また、家族からの贈り物として大切に思う気持ちや、日々のお手入れを通じて責任感を持つ経験にもつながります。ランドセルを6年間大事に使うことで、モノを長く使う大切さを学ぶ機会となるため、多くの家庭で選ばれています。
ランドセル購入時の懸念点と対策

ランドセルの購入を躊躇する方は、主に以下のような点を懸念している方が多いです。
- ランドセル自体が重い
- ランドセルの金額が高い
- 6年間使い続けられるか不安に感じる
ランドセル自体が重い
ランドセルは耐久性を重視して作られているため、本体だけで約1kg前後の重量があり、さらに教科書やタブレットを入れるとかなりの重さになります。 特に低学年の子どもにとっては、通学時の負担が大きくなることが懸念されます。
対策として、まず「軽量モデルのランドセルを選ぶ」ことが有効です。 最近は1kg以下の超軽量モデルも登場しており、負担を軽減できます。次に、「背負いやすい構造のランドセルを選ぶ」ことも重要です。肩ベルトのクッション性や、背中にフィットする形状のものを選ぶことで、体感重量を減らせます。
ごとうじゅうランドセルでは、重量850gの超軽量モデル「ウルトラライトエディション」シリーズや、子どもの体型や骨格に合わせてパーツをカスタマイズできるオプションをご用意しております。子どもにやさしいランドセルを目指して、機能性にこだわったラインナップをご用意しておりますので、気になる方はカタログ請求や展示会、ショールームへぜひお越しください。

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ランドセルの金額が高い
一般社団法人日本鞄協会ランドセル工業会によると、2024年のランドセルの平均的な購入金額は59,138円となっており、年々価格が上昇しています。高級モデルでは10万円を超えるものもあり、購入時の大きな負担となることを懸念しているという方も少なくないでしょう。
対策として、まず「価格を抑えたモデルを選ぶ」ことが有効です。 量販店やオンライン限定モデルでは、3〜5万円程度のコストパフォーマンスに優れたランドセルが販売されているケースも珍しくありません。
また、アウトレット品や型落ちモデルを購入することで、定価より安く手に入れることも可能です。さらに、「自治体の補助金制度を活用する」「祖父母からのプレゼントとして支援を受ける」などの方法もあります。
これらの工夫を活用すれば、金銭的な負担を軽減しつつ、子どもに合ったランドセルを選ぶことができます。

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6年間使い続けられるか不安に感じる
ランドセルは、小学校を卒業するまでの6年間使用し続けることを前提に購入することが一般的です。しかし、中には以下のような理由から本当に6年間使い続けられるか不安に感じて購入をためらう方もいるでしょう。
- 途中で子どもの好みが変わるのではないか
- 途中でランドセルが壊れてしまうのではないか
- 成長すると身体に合わなくなってしまうのではないか
上記のような不安を解消するためには、ランドセルを選ぶ際のポイントを理解しておくことが重要です。
まず、ほとんどの場合、子どもは成長する中で好みが変わることが予想されます。そのため、ランドセル購入時は子どもの意見を尊重しつつも、親目線でデザインやカラーのアドバイスをしてみましょう。
次に、6年間使用していると途中で壊れてしまうことを懸念している場合は、修理保証が充実しているメーカーのランドセルを購入することをおすすめします。破損内容を問わず、6年間無償で修理に対応してくれるメーカーもあるため、万が一のことがあっても安心です。
そして、子どもが成長するにつれて身体にフィットしなくなることを懸念している場合は、子どもの骨格に合わせてパーツをカスタマイズできるランドセルを購入しましょう。人の骨格タイプは、成長しても大きく変わらないため、購入時にぴったりフィットするものを購入しておけば、身体に合わなくなるリスクは少ないです。
上記のように、ランドセル選びのコツを押さえておくことで、6年間愛着を持って使用できるランドセルを選ぶことができるでしょう。

ランドセルの選び方完全ガイド!重視すべきポイントと選ぶ際の注意点
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大切な我が子に特別なランドセルを贈りましょう

多様化が進む昨今では、ランドセルを購入せずリュックサックや通学カバンなどを購入する家庭も増えています。そのため、ランドセルの必要性が薄れてきているという見方もできます。
しかし、ランドセルが時代を超えて愛され、選ばれているのには様々な理由があります。今回ご紹介したように、安全性や機能性を考慮して設計されたランドセルには、他の通学カバンにない独自の魅力が多く詰まっています。
重量や価格など、様々な懸念事項もありますが、子どもが自分で選び6年間をともにするランドセルは、お子さまだけでなく家族にとってもかけがえのない大切な思い出になるでしょう。
ごとうじゅうランドセルでは、子どものことを本気で考えやさしく丁寧に職人が仕上げたランドセルを製造・販売しています。子どもの体型や骨格に合わせて、3種の肩ベルトと2種の背あてが選べるカスタマイズオプションを取り揃え、100年の歴史で培われた熟練の職人技で高品質なランドセルを提供します。

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