【ランドセルメーカー18社一覧】大手から注目の工房系までどこよりも詳しく徹底解説

ランドセルは、子どもの成長を見守る重要なアイテムであり、その選択は子どもの毎日をより幸せにするため、そして小学校生活6年間後悔しないために、非常に大切な決断のひとつです。

本記事では、日本全国に展開する18社のランドセルメーカーを徹底解説。全国区で名を知られる大手メーカーから、地域密着で愛され続ける工房系まで、それぞれの特徴と魅力をわかりやすくまとめています。

単独展示会（出張店舗）：5/10(土)、5/11(日)に東京、神奈川にて開催予定＞＞

ランドセルメーカーの基本

ランドセルメーカーは日本全国に数多く存在し、それぞれが独自の特徴や製品づくりに取り組んでいます。大手メーカーは全国展開を活かし、多様なラインナップを販売・安定供給を実現しています。一方、工房系メーカーは地域に根ざした手作りの製品を提供しています。

近年ではECサイトやネット販売を活用するメーカーが増え、大手メーカーだけでなく、地方の工房系メーカーや専門店のオリジナルブランドのランドセルも、手軽に購入できるようになりました。また、オンラインでの販売に加えて、全国規模の展示会やポップアップショップ（単独展示会）を通じて、実際に製品を手に取る機会を提供するメーカーも増えています。

ランドセルメーカーには、メーカー系と工房系という大きなカテゴリがあり、それぞれが持つ特性を理解することで、最適なランドセル選びが可能になります。オンラインとオフラインの利便性を活用し、ニーズに合ったランドセルを見つけましょう。

メーカー系ランドセルと工房系ランドセルの違い

メーカー系と工房系には、製品の特性や提供されるサービスにおいて大きな違いがあります。以下、詳しくみていきましょう。

メーカー系の特徴

メーカー系の特徴は以下の通りです。

• 全国的な展開と豊富な商品ラインナップ
• 大量生産による安定供給と価格帯の広さ
• 充実した保証やアフターサービス

メーカー系は、直営店はもちろんイオン等の大型ショッピングセンターや百貨店にも製品を卸しており、全国展開を活かし、多くの地域で製品を購入しやすい環境を整えています。

大量生産による安定供給と幅広い価格帯で、さまざまな家庭のニーズに対応可能です。また、アフターサービスや保証制度が充実しており、購入後のトラブルにも安心して対応できます。

さらに、ECサイトやネット販売を積極的に活用することで、遠方の地域に住む家庭でも気軽に購入できるようになっています。デザイン面でも、最新のトレンドを取り入れた多彩なバリエーションを提供しており、子どもたちにとって魅力的な選択肢が豊富です。

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工房系メーカーの特徴

工房系メーカーの特徴は以下の通りです。

• 職人による手作りにこだわった高級感
• 高品質で長持ちする製品
• 個性的なデザインと限定感

工房系メーカーは、手作りの温かみや個性が際立つ製品を提供しています。

職人が一つ一つ丁寧に仕上げるランドセルは、丈夫で長持ちするだけでなく、独自の特色や伝統的な技術を反映したデザインが大きな魅力です。また、限定生産であることも多いため、特別感や希少性を重視する家庭からも高い支持を得ています。

工房系ランドセルは、直営店舗や展示場を全国に数カ所保有している他、単独展示会やポップアップストアを中心に販売を行っていることが多いです。デパートや百貨店などにはあまり製品を多く卸していない点も特徴です。

近年では、全国展開している大手メーカーでなくても、ネット通販を通して工房系メーカーのランドセルを購入しやすくなりました。主要都市にあるショールームや全国的に開催されている展示会等を活用してランドセルを見た後は、ECサイトで購入することで、全国の方が購入しやすくなってきています。

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※メーカー系と工房系ランドセルの明確な違いや定義は、公的に定められているわけではありません。それぞれのメーカーには独自の強みがありますので、ランドセル選びの際には、メーカー系と工房系メーカーの違いに惑わされず、子どもや家族にとって最適な選択をすることが重要です。

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メーカー系ランドセル一覧

ここからは具体的にメーカー系の一覧をご紹介していきます。

※メーカー系ランドセルと工房系ランドセルの区分は明確な定義が存在してるわけではないため、下記でご紹介するメーカー一覧は弊社が独自に定めたものになります。

• セイバン（天使のはね）
• 協和（ふわりぃ）
• ハシモトグループ（フィットちゃん）
• イオン（かるすぽ）
• 羅羅屋（ララちゃんランドセル）
• ナース鞄工（キッズアミランドセル）
• マツモト（くるピタランドセル）
• リリコ（LIRICO ランドセル）
• 榮伸

セイバン（天使のはね）

セイバンは、創業100年以上の歴史を持つランドセルメーカーで、特に”天使のはね”シリーズで知られており、ランドセル業界における国内最大手メーカーです。

“天使のはね”シリーズは、肩への負担を軽減する独自の背負い構造を採用しており、長時間の使用でも快適さを保つ設計が特徴です。また、豊富なカラーバリエーションやデザインが揃っており、子どもたちの個性に寄り添う選択肢を提供しています。

全国にショールームを展開しており、実際に手に取って試すことができる点も大きな魅力です。公式サイトでは、オンライン販売やカスタマイズオーダーも可能で、利便性と品質を兼ね備えたメーカーとして、多くの家庭に選ばれています。

セイバン（天使のはね）

協和（ふわりぃ）

協和は、“ふわりぃ”ブランドを展開するランドセルメーカーで、軽量で使いやすいランドセルを提供しています。ふわりぃのランドセルは、子どもの負担を軽減する設計が特徴で、特に背負いやすさやフィット感にこだわったデザインが評価されています。

また、耐久性に優れた素材を使用し、6年間安心して使えるランドセルを実現しています。公式サイトでは、豊富なカラーやデザインを閲覧でき、オンライン購入も可能です。さらに、定期的に全国で展示会を開催し、直接製品を確認できる機会を提供している点も魅力的です。

協和（ふわりぃ）

ハシモトグループ（フィットちゃん）

ハシモトグループは、”フィットちゃん”ブランドで知られるランドセルメーカーです。“フィットちゃん”シリーズは、背中とランドセルの密着感を高める独自の構造を採用しており、子どもの身体に負担をかけない快適な背負い心地を実現しています。また、豊富なデザインとカラーバリエーションを揃え、子どもたちの好みに応える製品展開が特徴です。

さらに、同社は国内の工場で高品質な製品を一貫して生産することで信頼性を確保しています。公式サイトでは、詳細な商品情報やオンライン購入サービスが提供されており、購入前に十分な検討が可能です。定期的に展示会を開催し、実際に製品を手に取って確認できる機会も提供しています。

ハシモトグループ（フィットちゃん）

イオン（かるすぽ）

イオンは、全国規模で展開する小売チェーンとして、幅広い商品を取り扱っていますが、ランドセルにおいても独自ブランドの”かるすぽ”を展開しています。かるすぽランドセルは、軽量で使いやすさに特化した設計が特徴で、子どもたちの成長をサポートする工夫が随所に施されています。

イオンでのランドセルの購入は、他の大手メーカーやブランドのランドセルも取り扱っており、一度に多くの選択肢を比較できる点が大きな魅力です。全国各地の店舗で実際に製品を手に取ることができるだけでなく、公式オンラインストアでも詳細な商品情報を確認しながら購入できます。購入特典や長期保証サービスも充実しており、安心してランドセルを選べる環境を提供しています。

イオン（かるすぽ）

羅羅屋（ララちゃんランドセル）

羅羅屋は、職人の手仕事による高品質なランドセルを提供するメーカーとして知られています。同社の代表的なブランドである”ララちゃんランドセル”は、その丁寧な作りと丈夫さで多くの家庭に選ばれています。

ララちゃんランドセルは、子どもたちが6年間快適に使えるよう、耐久性の高い素材を使用し、使いやすさを追求したデザインが特徴です。また、地域密着型の姿勢を大切にしており、製品には地域の伝統や独自のアイデアが反映されています。

公式サイトでは、さまざまなラインナップを閲覧でき、オーダーメイドも可能。さらに展示会やイベントを通じて、実際に製品を手に取る機会を提供している点も魅力です。

羅羅屋（ララちゃんランドセル）

ナース鞄工（キッズアミランドセル）

ナース鞄工は、”キッズアミランドセル”を展開するランドセルメーカーです。キッズアミランドセルは、軽量でありながら耐久性が高く、子どもたちの快適な背負い心地を追求した設計が特徴です。また、デザインやカラーのバリエーションも豊富で、機能性と見た目の両方を重視した製品が揃っています。

さらに、国内生産にこだわり、一つ一つ丁寧に仕上げられたランドセルは、6年間安心して使用できる品質を誇ります。公式サイトでは、詳細な商品情報やオンライン購入が可能で、展示会やイベントを通じて製品を実際に手に取る機会も提供しています。

ナース鞄工（キッズアミランドセル）

マツモト（くるピタランドセル）

株式会社マツモトは、”くるピタランドセル”を取り扱うランドセルメーカーです。くるピタランドセルは、簡単に開閉できる独自の錠前機構「くるピタ」を採用し、小さな子どもでも扱いやすい設計が特徴です。また、耐久性の高い素材を使用し、6年間安心して使える品質を提供しています。

さらに、豊富なデザインとカラーが揃っており、子どもたちが自分らしさを表現できるランドセルを提供しています。公式サイトでは詳細な商品情報が閲覧でき、オンライン購入にも対応。全国各地で開催される展示会では、実際に製品を手に取ることができる機会も提供しています。

マツモト（くるピタランドセル）

リリコ（LIRICO ランドセル）

リリコは、デザイン性と機能性を融合させたランドセルを提供するメーカーです。LIRICOのランドセルは、クラシカルで華やかなデザインが特徴で、他にはない独自のスタイルが魅力です。アンティーク調や繊細な刺繍を取り入れたデザインは、個性を大切にする子どもや保護者に支持されています。

また、見た目の美しさだけでなく、耐久性や機能性にもこだわり、6年間安心して使える品質を追求しています。公式サイトでは、豊富なラインナップやオーダーメイドのサービスも展開しており、オンラインでの購入も可能です。LIRICOは、デザインと実用性を両立させたランドセルを求める家庭に選ばれるブランドです。

リリコ（LIRICO ランドセル）

榮伸

榮伸（えいしん）は、昭和59年（1984年）設立の鞄総合ファクトリーで、過去30年以上にわたり鞄問屋や有名ブランドのランドセルやビジネスバッグを製造してきた実績を誇ります。

同社は、ベテラン職人とコンピュータミシンなどの最新設備を組み合わせた生産体制を採用しており、ランドセルの生産能力は年間10万個以上と、大手3社に次ぐ規模を誇ります。最終消費者向けの広告宣伝やブランド展開は大手3社ほどは行っていませんが、ランドセル業界内では非常に有名なメーカーの1つです。

近年では、自社ブランド「フェリー・デ・エマイユ」や「conosaki」を展開し、技術と独自の機能、デザイン性が融合した製品として、多くの家庭から支持されています。

榮伸

工房系メーカー一覧

続いて、厳選した工房系ランドセルメーカーを9個紹介します。

• 後藤重（ごとうじゅうランドセル）
• 土屋鞄製作所
• 池田屋
• 神田屋鞄製作所
• 中村鞄製作所
• 萬勇鞄
• 鞄工房山本
• 村瀬鞄行
• ランドセル工房生田

後藤重（ごとうじゅうランドセル）

後藤重は、愛知県清須市に本社を構える1925年創業の老舗メーカーで、長年の歴史と技術を受け継ぎながら高品質なランドセルを製造しています。2025年には新ブランドとして”ごとうじゅうランドセル”が誕生し、伝統を守りつつも現代のニーズに合わせた製品づくりを展開しています。

ごとうじゅうランドセルの大きな特徴としては、肩ベルトと背あてに関して、子どもの骨格に合わせて最適なパーツを選ぶことが可能な点があげられます。3種類の肩ベルト、2種類の背あての中から、子どもの体格・骨格に合わせて、最適なものを組み合わせることで、身体に負担のかからない、オリジナルなランドセルを購入できます。
詳しくはカスタマイズオプションよりご確認ください。

後藤重のランドセルは、伝統の技術と現代の機能性を融合させた信頼の一品として、これまでも長く愛され続けてきました。今後も「ごとうじゅうランドセル」という新たなランドセルブランドを通して、子どもたちに寄り添ったランドセル製作を続けてまいります。

後藤重（ごとうじゅうランドセル）

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土屋鞄

土屋鞄製造所は、1965年創業の工房で、工房系メーカーとしては最上位の人気を誇るメーカーです。土屋鞄のランドセルは、伝統的な技術と現代的なデザインを融合させた製品が特徴です。自然素材を活かした革の風合いと、使うほどに手に馴染む質感が、多くの家庭に支持されています。

また、ランドセルの製造過程では、細部まで丁寧に仕上げることで、子どもたちが快適に背負える機能性を追求しています。丈夫で軽い設計・優しい背負心地・安心の収納力・防水加工など、デザイン以外の点にもこだわりのあるランドセルです。

また、アフターサポートや卒業後のランドセルリメイクサービス等も土屋鞄が提供しているサービスの特徴の1つです。

土屋鞄

池田屋

池田屋のランドセルは、軽さと丈夫さを兼ね備えた設計が特徴で、厳選された素材を使用し、細部にまで配慮された丁寧な仕上げが評価されています。

また、雨の日にも安心して使える防水仕様や、摩耗に強い素材を採用しており、6年間使える耐久性が魅力です。安全性にも配慮し、全モデルに反射材を採用するなど、子どもの安心を第一に考えた設計が施されています。

さらに、シンプルで飽きのこないデザインと豊富なカラーバリエーションも人気の理由の1つ。「人工皮革」と「牛革」を組み合わせたハイブリッド型のランドセルを全ての製品に採用しており、「軽さ、丈夫さ、防水力の高さ」を実現しています。

池田屋

神田屋鞄製作所

神田屋鞄製作所は、1951年の創業以来、職人の手づくりによる確かな品質のランドセルを提供しているランドセルメーカーです。

好きな色や柄を組み合わせて世界に一つだけのランドセルが選んで作れる「オーダーメイドランドセル」や、豊富なデザインから選べる「カルちゃんランドセル」など、多様なニーズに応えるラインナップを展開しています。

また、エシカルな取り組みも推進しており、環境に配慮した素材を使用した「神田屋トラディショナルランドセル」など、社会貢献や持続可能性にも意識を向けた製品づくりが特徴です。

神田屋鞄製作所

中村鞄製作所

中村鞄製作所は、1960年創業の工房系ランドセルメーカーで、背負い心地・安全性・素材の面でこだわりをもって作られたランドセルが特徴です。

中村鞄のランドセルは、シンプルながらも上品なデザインが特徴で、子どもたちが快適に背負えるように工夫された軽量設計やフィット感のある背当てが採用されています。また、全モデルに防水性や撥水性を備えた革が使用されていたり、360度反射材がついた設計等、子どもたちの安全や快適性を第一に考えた機能が詰め込まれたランドセルです。

中村鞄製作所

萬勇鞄

萬勇鞄は、愛知県あま市と名古屋市に店舗を構える工房系ランドセルメーカーで、高品質で丁寧な手作りランドセルを提供しています。創業以来、職人たちが一つひとつ手縫いで仕上げるランドセルは、耐久性が高く、6年間安心して使用できる品質が特徴です。

萬勇鞄のランドセルは、子どもたちの背負いやすさを考え、肩ベルトや背中部分の設計にこだわっています。ランドセルのパーツの中でも負荷がかかりやすい背当てと肩ベルトの部分は手縫いで仕上げられており、丈夫さも魅力のメーカーです。

萬勇鞄

鞄工房山本

鞄工房山本は、奈良県に本社を構える工房系ランドセルメーカーで、素材の選定から縫製、仕上げに至るまで一貫して自社工房で製造を行っています。同社のランドセルは、上質な天然皮革を使用した高い耐久性と、伝統的な職人技が光る美しいデザインが特徴です。

鞄工房山本では工房見学を無料で実施しており、職人の技術を間近で体感できる貴重な機会を提供しています。これにより、一生ものにふさわしいランドセルがどのように作られているかを体感することができます。

鞄工房山本

村瀬鞄行

村瀬鞄行は、愛知県名古屋市に本社を置く工房系ランドセルメーカーで、職人の手仕事による高品質なランドセルの製造を強みにしています。創業以来、耐久性と機能性を兼ね備えたランドセルを作り続けており、手作りの温かみと現代的なデザインが融合した製品が特徴です。

村瀬鞄行のランドセルは、使用する革や素材にこだわり、長く使える丈夫な仕上がりを実現しています。また、背負いやすさを考慮した設計や、ランドセルの内部には収納力を重視した工夫が施されており、使い勝手の良さも魅力です。防水性や身体への負担を軽減できる背カンなど、使いやすさや機能性を追求したランドセルとなっています。

村瀬鞄行

ランドセル工房生田

ランドセル工房生田は、大阪府大阪市に本拠を構える工房系ランドセルメーカーで、職人技を活かした高品質なランドセルを提供しています。同社は、素材の選定から縫製、仕上げまでを一貫して行い、すべての工程において細部まで丁寧に仕上げることにこだわっています。

生田のランドセルは、耐久性と美しさを兼ね備えたデザインが特徴で、時とともに表情を変えていく本革を使用したモデルが特に人気です。職人たちが手作りで仕上げることで、使い込むほどに味わいが深まる一品として、子どもたちの6年間を支える大切なアイテムとして選ばれています。

製品の長期的なサポートにも力を入れており、購入後も安心して使用できる環境を整えています。

ランドセル工房生田

後悔のないランドセル選びを！

ここまで、国内の主要ランドセルメーカーについて、多数ご紹介してきましたが、本記事で紹介しきれなかったランドセルメーカーも多数存在します。

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素材、サイズ、重さ、色、デザイン、機能性などランドセルを選ぶ際にチェックすべきポイントは数多くあります。しかし、最も大切なのは、子どもの成長や通学環境に本当に合ったランドセルを選ぶことです。親子でじっくりと話し合い、それぞれの希望やニーズを共有しながら納得のいく一品を選ぶことで、6年間の小学校生活をより楽しく、充実したものにできるでしょう。