小学校の6年間を共にし、お子さまにとって大切な相棒となるランドセル。お子さまが心から納得して楽しく使い続けられるよう、デザインや色、機能性といった様々なポイントについて慎重に検討して選びたいものです。

最近では以前よりもずっと多種多様なランドセルが販売されており、どうやって選べば良いのか迷ってしまう親御様も少なくないでしょう。

今回のコラムではランドセルの選び方を詳しく丁寧に解説します。後悔しないためにチェックしたいポイントや、ランドセルを選ぶ際の流れをわかりやすくご紹介するので、最後までご覧ください。

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お子さまの未来に繋がるランドセル選び

ランドセルのデザインや機能は以前に比べて格段に多様化しており、「わが子のために少しでも良いランドセルを」とランドセル選びに力を入れる親御様が増えています。お子さまが年中さんの頃から情報収集を始める方も多く、人気モデルは早めに購入しないと品切れになってしまうケースも珍しくありません

「ラン活」という言葉が広く浸透しつつあるなど、ランドセル選びは今や一大イベントとして注目を集めています。

個性や使い勝手を考えながら最適なランドセルを見つけることは、お子さまが毎日楽しく通学できる環境を整える大切なステップです。後悔のない選択ができるよう、この記事を通してランドセル選びのポイントをしっかり押さえていきましょう。

ランドセル選ぶ際に重視すべき9つのポイント

ランドセルを選ぶ際に重視したいポイントとして、以下の9つが挙げられます。

購入先・ブランド

まず検討したいのがランドセルの購入先。現在の日本には、小さなランドセル工房を含めると100社以上あるとされていますが、ジャンルで分けると以下の4つに大別できます。

それぞれ異なる特徴を持っており優劣をつけることは難しいため、選ぶ際により重視したいポイントに応じて検討するのが良いでしょう。

工房系

工房系ブランドのランドセルは熟練の職人によって一つひとつ手作業でつくられており、品質へのこだわりや耐久性の高さが特徴です。展示会を実施するブランドも多く、店舗数は多くなくても、実際に手に取って確認できる機会があるのも魅力の1つ。

大量生産が難しいため販売数が限られており、人気のモデルは完売してしまうことも珍しくありません。周りのお子さまと被りたくない、お子さまの体型に合うランドセルを選びたいといった場合におすすめのブランドだといえます。

メーカー系

メーカー系ブランドのランドセルは工場で大量生産されるため、工房系ブランドに比べて売り切れの心配が少ないです。カラーバリエーションが豊富で、刺繍や装飾が施された華やかなデザインが多いのも大きな特徴だといえます。

身体への負担の軽減を目指した研究、開発が進んでいるブランドが多いのも魅力の1つ。3D形状の肩ベルトや左右非連動型の背カン(肩ベルトとランドセル本体を繋ぐパーツ)といった機能が充実しています。

機能性を重視してランドセルを選びたい方には、メーカー系が特におすすめです。

百貨店

大手の老舗の多くは、独自のランドセルブランドを展開しています。価格帯はやや高めですが、百貨店でしか手に入らないオリジナルモデルが多数揃っている点や、上品さと高級感を兼ね備えたデザインが人気を集めています

ファッションブランドやスポーツブランドとのコラボ商品も豊富で、選択肢が広がる点も魅力です。

量販店

量販店で販売されるランドセルの強みは、リーズナブルな価格帯です。全国に多くの店舗があるため手に入りやすく、メーカーとコラボした商品も多数展開されています。手頃な価格でありながら必要な機能はしっかりと搭載されており、予算を重視する方におすすめです。

また、量販店ではオリジナルブランド以外にも様々なメーカーのランドセルが販売されているため、複数のメーカーの比較が行いやすい点も、量販店で購入するメリットの1つです。

素材

ランドセルの素材は主に以下の3つに分けられます。

素材に関しても一長一短であるため、お子さまの希望や予算などに合わせて最適なものを選択するのが良いでしょう。

人工皮革

人工皮革は、現在ランドセルの素材として主流となっており、特に量販店では9割以上を占めるといわれています。デザインが豊富で価格も比較的リーズナブルな一方、牛革やコードバンと比べると耐久性が低いことが一般的です。しかし、多くのお子さまが問題なく使用できていることを踏まえると、6年間の使用には十分に耐える耐久性を持っているといえます。

ランドセルに使われる人工皮革には、クラリーノ®やコードレ、フィルエルなど様々な種類があります。どの素材を使用しているかはメーカーやブランドによって異なるので、公式サイトやカタログなどを確認しておきましょう。

人工皮革(クラリーノ®)ランドセル一覧

牛革

本革特有の高級感が特徴の牛革。重たいという欠点はありますが耐久性に優れており、高学年になっても型崩れしにくいのが特徴です。

使い込むほどに味わい深さが増すのも魅力の1つ。以前はカラーバリエーションが少ないイメージがありましたが、近年はカラフルなラインナップを取り揃えるブランドも増えています。

牛革ランドセル一覧

コードバン

コードバンとは、馬のお尻の部分からとれる希少性の高い革のことで、なめらかな手触りが特徴です。衝撃や傷に強い一方で価格帯は高く、10万円前後になるものも少なくありません。

ここまでランドセル全体の素材について解説してきましたが、背中や肩ベルトなど直接身体に触れる部分の素材も忘れずにチェックしておくべきでしょう。身体に接触する部分については、できるだけ衝撃を吸収する素材を選ぶのがおすすめです。

コードバンランドセル一覧

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色・デザイン

ランドセルのカラーバリエーションやデザインは年々豊富になっています。小学校生活を楽しくスタートさせられるよう、お子さまの希望はできる限り聞いてあげたいものですが、成長するにつれて好みが変わることも考慮しなければなりません

高学年になっても後悔しないようにという本音を抱えつつ、お子さまの意見をどこまで受け入れて良いのか迷う親御様も多いはずです。途中で色を変えられないことをお子さまに伝えながら相談を重ね、親子共に納得できる色やデザインを選べると良いでしょう

入学予定の小学校に通う児童が使っているランドセルの色やデザインをチェックしておくと、目立ちすぎるデザインを選んで浮いてしまうといったリスクを回避できて安心です。

※引用:一般社団法人 日本鞄協会 ランドセル工業会調査

ちなみに、ランドセル工業会が実施したアンケートに基づく2024年度の人気色は上記のとおりです。ぜひ参考にしてみてください。

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サイズ

A4クリアサイズ A4クリアファイルがすっぽりと納まるサイズ
A4フラットファイルサイズ A4フラットファイル(A4サイズのプリントに2穴を開けて閉じるタイプのファイル)がすっぽりと納まるサイズ

なお、同じサイズ表記がされていても厚みによって収納力が異なる場合があるため、厚みもしっかりとチェックしましょう

現在は大容量タイプが人気ですが、学校に学習用品を置いて帰る、いわゆる「置き勉」の普及が進むと、ランドセルが大容量である必要性が薄れていく可能性も考えられます。

とはいえ、「置き勉」を禁止している学校も依然として多く、しばらくは大容量がメジャーな選択肢となりそうです。

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丈夫さ

お子さまはランドセルを背負ったり、ぶつけたり、椅子にして座ったりと、大人が想像しないような雑な使い方をすることもあります。

6年間毎日使うことを考えると、丈夫さ、耐久性はランドセルを選ぶうえで決して無視できない要素だといえるでしょう。傷や衝撃に対する強さは、必ず事前に確認するようにしてください。

耐久性に大きく影響を与えるポイントの1つとして、縫い目が挙げられます。ランドセルは約300個ほどのパーツを組み合わせてつくられるため、縫い目が雑だとすぐにボロボロになってしまいます。縫い目が均一に整っているかどうかも確かめておくと良いでしょう。

重さ

特に低学年のうちはお子さまの体力がまだ十分でなく、登下校時には身体に大きな負担がかかります。実際に教科書や水筒などを入れてランドセルを背負ってみると、思ったより重いと感じてしまうケースも多いようです。

お子さまが登下校を苦痛に感じてしまうことがないよう、ランドセルの重さについてもしっかりと考慮して選ぶべきでしょう。

全体の重さに加え、体感荷重も意識することが重要です。ランドセル自体が軽くても、背負った時に身体との隙間が大きかったり左右に揺れたりすると、身体に大きな負担がかかってしまいます。実際に背負ってフィット感を確かめられるのが理想です。

また、軽量を謳うランドセルの中には、軽さを優先するあまり生地が薄く、耐久性が不足しているものも少なくありません。軽さにとらわれすぎないよう注意してください。

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安全性

お子さまが通学路で車や自転車とすれ違ったり、雨の日や暗い時間帯に登下校したりするシーンを想定すると、安全性への配慮も欠かせません。具体的には、以下の2点をチェックしておけると良いです。

  • 防犯ブザーを取り付けやすいかどうか
  • どれくらい反射材がついているか

防犯ブザーに関しては、ランドセルの横ではなく肩ベルトに取り付けられるタイプのほうが、背負ったままでもとっさに使いやすいためおすすめです。

反射材はランドセルの前後左右に配置されているタイプが望ましいでしょう。使い続けるうちに劣化する可能性があるため、簡単に交換できるシールタイプを選ぶほうがベターです。

アフターサポート

ランドセルは購入して終わり、というわけではありません。6年間使い続けられるよう、アフターサポートが充実しているメーカーを選ぶことが重要です。以下の2点を満たしているメーカーを選びましょう。

  • 6年間の修理対応をしてもらえる
  • 修理期間中に代わりのランドセルを貸し出してもらえる

ただし、保証期間内であっても、不適切な使用や保管方法によって発生した故障は保証の対象外となり、利用者側に金銭的な負担が発生する場合があります。低学年のお子さまは特にランドセルを乱雑に扱ってしまうケースも多いため、正しく使用するよう声掛けしておくと良いでしょう。

価格

ランドセルにかけられる費用は徐々に高くなる傾向にあり、平均購入価格は2006年の29,900円から右肩上がりに上昇を続けています
※参考:ランドセル工業会「ランドセル購入に関する調査」

価格帯は家庭の予算に応じて決定するのが望ましいですが、あまりにも安価なランドセルには要注意。無料修理保証がつかなかったり、耐久性に問題があったりする可能性があるためです。

低価格のランドセルを購入したはいいものの、修理費用がかかったり買い替えが必要になったりすると、結果的に金銭的な負担がかさんでしまうことも。価格と品質のバランスが取れているかどうかを確認したうえで購入することをおすすめします。

ランドセルを選ぶ流れ

ここからは、実際にランドセルを選ぶ際の流れを解説していきます。

  1. メーカーを絞り込む
  2. 店舗や展示会に出向く
  3. 試着をして購入するランドセルを決める

メーカーを絞り込む

まず初めに、購入候補となるランドセルメーカーを絞り込んでいきましょう。日本には多数のランドセルメーカーが存在し、小さな工房まで含めるとその数は100社を超えるとされています

多数のメーカーから数社に絞り込むことは非常に難しいですが、予算やブランドコンセプト、製品の質感や機能などから徐々に絞り込んでいきましょう。気になるメーカーがあれば、公式SNSをチェックしたりカタログを請求したりすることで、より具体的な製品情報を知ることができます。

ランドセルの人気ブランド29選!プロおすすめの人気ブランドを厳選紹介!

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メーカーにもよりますが、早いところでは入学の1年半前頃(2026年4月入学なら2024年10月頃)から、モデルの発表やカタログ請求受付が始まるところもあります。人気のブランドは早めに売り切れてしまう製品もあるため、できるだけ早めに情報収集を始めましょう。

ちなみに、ランドセル工業会が発表している「ランドセル購入に関する調査2024年」によると、2024年モデルの購入検討開始時期は2023年4月が最も多いというデータがあります。近年はランドセル購入時期の早期化傾向が見られていましたが、現在は徐々に早期化の傾向も緩やかになっているといえるでしょう。

ランドセルはいつ買うべき?購入時期と選び方のタイミングを徹底解説!

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店舗や展示会に出向く

気になるメーカーが絞り込めたら、そのメーカーが出店する展示会に行ったり、店舗・ショールームに行ったりして、実際の製品を見てみましょう。写真やカタログだけでは伝わらない質感や重量、背負い心地などを体感することができます。

展示会では、さまざまなブランドやデザインのランドセルを一度に比較できるため、候補を絞り込みやすくなるでしょう。また、専門スタッフがいるため、商品の特徴やアフターサービスについて詳しい説明を受けられるというメリットもあります。

お子さま自身が気に入ったデザインを選べる機会となり、愛着を持って大切に使うきっかけにもなります。

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試着をして購入するランドセルを決める

展示会や店舗・ショールームに行ったら、実際に試着して購入するランドセルを決めましょう。

ランドセルを選ぶ際、デザインや色に関してお子さまの意見を尊重すべきか、親としてアドバイスすべきか迷ってしまうことがあります。お子さまが自分で選んだランドセルは、愛着を持ちやすく大切に使うモチベーションとなるため、できるだけお子さまの意見を尊重することが重要です。

しかし、成長するにつれて好みも変わっていくことがほとんどなので、6年生になったときに派手なデザインや色が恥ずかしいと感じてしまう可能性も否定できません。そのため、お子さまの意見を尊重しつつ、長い目で見た時にどのランドセルが良いと思うのかをアドバイスして話し合ってみましょう

ランドセル選びで失敗してほしくないという気持ちは大切ですが、過干渉せずお子さまのことを第一に考えて検討してみてください。

お子さまにとって最適なランドセル選びを

お子さまが小学校6年間背負い続けるランドセルは、金額以上に大きな買い物といえます。ずっと大切に使ってほしいからこそ、ランドセル選びには失敗してほしくないという気持ちも強くなるでしょう。

ランドセルを選ぶ際は、デザインや色、サイズや重量、機能やアフターサービスなど様々な点を考慮して検討することが重要です。まずは気になるメーカーを絞り込み、展示会や店舗・ショールームに出向き、実際に試着して背負い心地や質感を確認しておきましょう。

ランドセルは一生に一度の買い物です。お子さまのことを第一に考え、意見を尊重しつつ親としてもアドバイスがあれば丁寧に伝えて話し合って決めることをおすすめします。

子どもの身体にやさしい「ごとうじゅうランドセル」

「ごとうじゅうランドセル」は、愛知県清須市に本社・工房を構える2025年春に誕生したランドセルブランドです。創業100年の歴史で培ってきた伝統的な縫製技術と熟練職人の技を活かし、「本当に子どもにやさしいランドセルを届けたい」という想いを込めて、高品質・高機能なランドセルを一つひとつ丁寧に仕上げています。

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